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茨城の注文住宅に必要な台風対策

台風による停電や浸水に備えるには、住宅設備や保険の見直しも重要です。この記事では、生活インフラや定期点検の観点から備えのポイントを紹介します。

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茨城県における台風・竜巻・水害の実態

つくば竜巻/2012年

2012年5月6日、つくば市を中心にF3等級の竜巻が発生し、住家などの被害が1,093棟、工業団地での被害は36棟。1名死亡、37名負傷する深刻な被害を住宅を中心に引き起こしました。

参照元:国土地理院|2012年5月のつくば市における竜巻災害について[※PDF](https://www.gsi.go.jp/common/000076291.pdf)

台風(熱帯低気圧)エータウ/2015年

2015年9月、熱帯低気圧「エータウ」の影響で茨城・栃木県で記録的豪雨が発生。鬼怒川堤防決壊により常総市で住宅約6500棟に浸水、逃げ遅れた住民の救助が続き、人的被害や住宅損壊も多数発生しました。

参照元:日本経済新聞|鬼怒川決壊で12人不明、茨城・常総 安否確認・救助急ぐ(https://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040019_Q5A910C1000000/)

参照元:内閣府防災情報|2015年(平成27年) 関東・東北豪雨による災害[※PDF](https://www.bousai.go.jp/kaigirep/houkokusho/hukkousesaku/saigaitaiou/output_html_1/pdf/201503.pdf)

令和5年(2023年)9月豪雨/2023年

2023年9月の大雨で茨城県内では500棟以上の住宅が床下・床上浸水。土砂崩れによる被害も計174件発生しています。人的被害としては日立市、北茨城市で2名が亡くなり、高萩市、ひたちなか市で2名が軽傷を負う被害がもたらされました

参照元:茨城県|2023年9月8日(金)台風第13号対応について[※PDF](https://www.pref.ibaraki.jp/bousaikiki/bousaikiki/bousai/20230602ooamekouzui/documents/bousai0914.pdf)

注文住宅で重視したい「台風に強い家」とは

軟弱地盤を避けた土地を選ぶ

台風による浸水や豪雨時、軟弱な地盤では不同沈下や液状化のリスクが高まるため、住宅が傾くなどの損傷を招く恐れがあります。購入前に地盤調査の有無やハザードマップを確認し、地盤の安定したエリアを選ぶことが重要です。

地盤改良で建物の耐久性を高める

地盤調査の結果に応じて鋼管杭や表層改良などを施すことで、豪雨や地震による地盤沈下や液状化への耐性が飛躍的に向上します。とくに粘土層の多いエリアでは、専門家の判断による地盤対策が不可欠です。

RC造で強風・飛来物に備える

RC(鉄筋コンクリート)造は風圧や飛来物による衝撃に強く、台風の暴風にも耐える強固な構造です。木造よりも気密性や遮音性にも優れているため、暴風雨の多い地域では安心感のある選択肢となるでしょう。

耐水・耐風性に優れた屋根外壁材を使う

軽くて錆びにくく、強風や暴雨への耐性が他界ガルバリウム鋼板屋根、および高耐風・高水密なサッシ、防災合わせガラスなどを採用すれば、飛来物や浸水のリスクを大幅に軽減できます。屋根の勾配や施工精度も重要です。

リビングなど生活空間を2階以上に配置する

1階が浸水した場合のリスクを避けるため、リビングなどの生活主要空間を2階に配置する設計が効果的。高基礎やピロティ構造と組み合わせれば、より浸水被害を抑えることが可能。万が一の浸水時でも水没による機器の故障や泥による汚れなどのリスクを抑えやすくなるでしょう。

設備・仕様・生活面での備え

生活インフラのバックアップ設備

台風や地震などの災害で停電や断水が長引くと、日常の暮らしは一気に不自由になります。そこで役立つのが、太陽光発電と蓄電池の組み合わせ。日中に発電した電気を蓄えておけば、夜間や停電時でも照明・冷蔵庫・通信機器を使い続けられるからです。加えて、家庭用燃料電池(エネファーム)を導入すれば、停電時も自動で発電を継続し、最大で500Wほどの電力を供給可能。これらの設備に加え、非常用トイレや飲料水、カセットコンロ、モバイルバッテリーなども備えておけば安心度も増します。

定期メンテナンスと保険の備え

住まいを長く安心して使うためには、定期的に屋根や外壁、雨どいの点検を専門業者へ依頼することが大切。仮に災害時に被害を受けた際、経年劣化と判断されて保険が下りない事態を防ぐため、という意味もあるからです。加えて、加入している火災保険に「風災」「水災」が補償対象として含まれているかも要チェック。台風による雨漏りや屋根・樋の損壊は、この補償でカバーされるケースが一般的だからです。補償申請の期限や契約条件を定期的に見直すことも忘れないようにしましょう。